フリーライターで年収3000万稼ぐ文章論
過去10年間で、3億を稼いだ上阪徹さんの本。「書いて生きていくプロ文章論」
R25などのインタビュアーとして有名な人です。
おっ!と思った部分を記載しておきます。
形容詞は使わない。
数字や事実を意識する。それだけで文章は変わっていきます。
読み手に「ものすごく寒い」と思ってもらうことが大切。
1.数字 例:温度計は零下5度を指している
2.事実 例:軒下に下がった氷柱は長さが10センチにも達していた。手袋をしていても指がかじかんでくる。
導入部分
導入に、最も印象深い内容、気になる内容を盛り込む。
「また」「さらに」をなるべく使わない。
これらは使いやすい接続しなのですが、
これを使うと、どうしても流れが平板で面白くないものになってしまうのです。
一文の目安
一文の目安は、40字から80字くらい。
「~であるが」→「~である。しかし」として切る。
リズムを意識する
リズムを意識すると、リズムが出来る。自分のリズムで良い。
「名作コピー読本」を読むと、見事なリズムがあることがわかる。
読み返し
原稿を一通り書いたあと、まずはざっと読み返す。
2度目に読み返したときに、構成を確認する。
3度目に読み返したときに、言葉を確認する。
4度目に読み返したときに、リズムを確認する。
書いた後、寝かせる。
少なくとも半日、長ければ3日や1週間。
誰かを不快にさせていないか確認する。
読んでもらう相手をイメージできていれば、不快な文章は書かなくて済む。
近くでは繰り返さない
単語でも接続詞でも主語であってすら、できるだけ近くでは繰り返さない。
うまいと思っている人の文章を読み込む。
「何がうまいのか」を意識することが大切。
その人が世の中からどう見られているのか、もっと言えば、対象となるターゲットからどう見られているか、です。
それをつかんでおかなければ、ターゲットとなる読者が面白く読めるインタビューにならないからです。
相づちをきちんとできている人は意外と少ない。
しっかり意識して相づちとうなずきをすること。
・大きく賛同→大きく相づち
・嘆かわしいと思ったら→嘆かわしいといううなずき
・この話はもうひとつだな、あまりピンとこないな、という話が続いたとき→力の入れ具合を落とした相づち
冒頭から「これは使えない」と思える話がなかなか終わらない場合
いきなり口をはさむのではなく、手をあげて「社長、ちょっといいですか」という具合で、話をもとのインタビューに引き戻す。
最後に
読者となるターゲットのために、いかに役に立つ、面白い内容の原稿を作ることができるか。
ただそれだけを考える。
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